正月十五夜(しょうがつじゅうごや) 図南の巻

あらまし

曹操そうそうは、夏侯惇かこうじゅんに兵三万を附与し許都きょとの府外に宿営、長史王必ちょうりおうひつ御林軍ぎょりんぐんの師団長を命じた。

耿紀こうき韋晃いこう金褘きんいは、志を同じくした。それは曹操をつことだ。

亡き太医吉平たいいきっぺいの子、吉邈きつぼう吉穆きつぼくが加わる。

正月十五日の黄昏たそがれどき、大事決行のときがきた。

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