国葬(こくそう) 出師の巻

内容

呉侯(ごこう)孫権(そんけん)は、塩漬けにした関羽(かんう)の首を曹操(そうそう)へ届ける。関羽の死は曹操の指図であると蜀(しょく)にわからせるためだ。

関羽の首を実検した曹操は、百日の間、喪に服し、沈香の木で関羽の体をつくらせ、首とともに洛陽南門外の一丘に葬った。

呉は禍いを魏へうつしたが、魏(ぎ)は禍いを転じて、蜀へ恩を売ったことになった。

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