内容
万安渓(ばんあんけい)に着いた諸葛亮(しょかつりょう)は、隠士に助けを求める。
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隠士は四泉の毒に倒れた蜀(しょく)軍の傷病兵を受け入れ、薬泉へ案内。
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傷病兵は即座に回復。
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これから先は、地下水のみを飲むように、と隠士は注意。
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隠士は南蛮王孟獲(もうかく)の兄孟節(もうせつ)だと名乗る。
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蜀軍は禿龍洞(とくりょうどう)の地へ入り、洞界の一方に陣を張る。
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諸葛亮の本陣を動かなかったが、関索(かんさく)・王平(おうへい)・魏延(ぎえん)の別働隊は隣接地方の攻撃に向かい、幾組もの酋長や部族を捕らえ、諸葛亮のもとへ送った。
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一方、禿龍洞の首部では、蜀軍が来たと知り、朶思大王(だしだいおう)・孟獲兄弟は蜀軍との戦いを決心。
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そこへ、隣接する銀冶洞(ぎんやどう)の酋長楊鋒(ようほう)が三万余人を率いて朶思大王の応援に来たとの知らせが入る。
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朶思大王も孟獲もよろこび、酒宴を開く。
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楊鋒は連れて来た蛮娘たちに余興として踊らせた、大いに賑わう。
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突然、「手を下せ」と楊鋒が大喝。
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楊鋒の一族は、孟獲・孟優(もうゆう)・朶思大王を捕らえる。
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「やいっ楊鋒。仲間を罠に陥して孔明(こうめい)に渡す気かっ」孟獲は怒鳴る。
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「実はおれも捕われたのだが、孔明の恩に感じたので、この一役を買って出たんだ。貴様も降参してしまえよ」楊鋒は笑った。
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合図の狼煙(のろし)が揚がり、蜀軍がやってきた。
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諸葛亮を前にしても、孟獲の反抗心は相変わらず熾烈(しれつ)だった。
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