内容
魏(ぎ)の徐晃(じょこう)から荊州(けいしゅう)が落ちたと聞いた関平(かんぺい)は、混乱したのか、堰城(えんじょう)へ一旦戻る。
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堰城(えんじょう)は黒煙がたっていた。逃げてきた味方の兵によると、徐晃の兵によるものだという。
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関平は、廖化(りょうか)がいる四冢(しちょう)へ向かう。
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徐晃の部隊は向こう山まで追っている。
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関平は廖化を誘い、兵を率いて夜討ちに出る。
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しかし徐晃の策にはまってしまい、関平と廖化は敗走。四冢の陣は燃えている。
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ふたりは樊城(はんじょう)を包囲している関羽の陣へ向かう。
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関平と廖化を兵家の常だと関羽は叱らなかったが、荊州の噂を告げると、敵の流言に乗せられてどうするかと語気をあらげる。
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先鋒である徐晃の部隊と曹操(そうそう)の中軍、合わせて何十万という大軍が、関羽の陣に迫る。
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関羽と徐晃がぶつかる。
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病後久しぶりに偃月(えんげつ)の大青龍刀を握る関羽は、傷が完全に癒えたとはいえず、また、ひげも白くなっており、動きが鈍い。
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関平はすぐに退き鐘を鳴らす。
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この鐘がきっかけなのか、樊城(はんじょう)に籠っていた曹仁(そうじん)は門をひらいて、関羽めがけて突進。
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関羽は襄江(じょうこう)の上流へと敗走し、襄陽(じょうよう)に入る。
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魏軍が襄陽に迫ってきたため、関羽は公安の城へ向かう。
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途中、落ちてきた味方の一将が、公安の傅士仁(ふしじん)と南都の糜芳(びほう)が孫権に降伏したと関羽に知らせる。
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関羽は激怒。これにより肘の傷口が裂け、倒れてしまう。
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関羽を追っていた魏の曹仁は、兵を収めて曹操の中軍に集まった。
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徐晃は曹操にたたえらる。そして、平南(へいなん)将軍に封じられて、襄陽を守ることになる。
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