牡丹亭(ぼたんてい) 群星の巻

内容

董卓(とうたく)は自らを太政太師(だいじょうたいし)とし、長安より百余里離れた郿塢(びう)の地に城を築き、国中の宝を集める。

董卓(とうたく)は郿塢(びう)に留まり、半月またはひと月に一度の頻度で長安へ行く。

長安で、董卓(とうたく)は百官を集めて宴を催す。

呂布(りょふ)は司空(しくう)張温(ちょううん)を宴席から連れ出す。

しばらくして、料理人が大皿に張温(ちょううん)の生首をのせて、真ん中の卓に置く。
張温(ちょううん)は袁術(えんじゅつ)と協力して董卓を討つ計画を立てていたからだという。

宴に出席していた王允(おういん)はわが家に戻り、後園を歩いていると、牡丹亭(ぼたんてい)で貂蝉(ちょうせん)が泣いている。貂蝉(ちょうせん)は王允(おういん)の苦悩を思い、泣いていたのだ。

王允(おういん)のためなら命をささげるという貂蝉(ちょうせん)に、王允(おういん)はその身を董卓(とうたく)にささげてくれるかと言う。

貂蝉(ちょうせん)は涙を床に落としたあと、顔をあげて承諾する。

数日後、王允(おういん)は呂布(りょふ)に宝物を贈る。

お礼を言いに来た呂布(りょふ)を、王允(おういん)は迎え入れる。

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