舞刀飛首(ぶとうひしゅ) 桃園の巻

内容

「新帝万歳」の声が聞こえる。
御林軍(ぎょりんぐん)は宮中に入り、それを指揮する袁紹(えんしょう)は十常侍(じゅうじょうじ)の蹇碩(けんせき)を探す。

蹇碩(けんせき)は袁紹(えんしょう)から逃げて、花壇の陰に隠れるが、何者かに槍で突かれた。

十常侍(じゅうじょうじ)の張譲(ちょうじょう)らは、何進(かしん)の妹で皇后である何后(かこう)に助けを求める。

何后(かこう)は何進(かしん)をなだめたため、何進(かしん)はこの作戦を終わらせる。

何進(かしん)は故霊帝の母である董太后(とうたいこう)を河間(かかん)という片田舎へ移すが、のちに刺客を送り、董太后(とうたいこう)を亡き者にする。

・・・

何進(かしん)は、十常侍(じゅうじょうじ)を排斥するため、諸将に決起を促す檄文を飛ばす。

何進(かしん)の動きを知った宮城内の十常侍(じゅうじょうじ)らは
・宮城の兵を内門に伏せさせる。
・何太后(かたいこう)をだまして何進(かしん)を呼び寄せる親書を書かせる。

何太后(かたいこう)からの親書を受けた何進(かしん)は鉄甲の精兵五百を護衛させ、宮殿へ向かう。

何進(かしん)が青鎖門(せいさもん)まで来ると、兵馬をなかに入れることを止められたため、数名の従者だけを連れてなかに入る。

なかに入った何進(かしん)は十常侍一味の宮兵に取り囲まれる。

城門の上からひとりの宮兵が、城門の外で待つ何進(かしん)の兵たちへ向かって、何進(かしん)の首を放り投げた。

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