張飛卒(ちょうひそつ) 桃園の巻

内容

劉備と芙蓉(ふよう)を乗せた白馬を黄巾賊の一隊が追いかけ、鉄弓の矢を放つ。

白馬は河べりまで来るが、県軍はいない。

黄巾賊に包囲された劉備はひとりで賊を相手にしたが、黄巾賊李朱氾(りしゅはん)の大剣が劉備の胸に突きつけられる。

その時、遥か彼方から巨漢がこちらへ駆けてくる。
その巨漢は「最近、黄巾賊に入った張飛だ」と名乗り、黄巾賊李朱氾(りしゅはん)を投げ飛ばす。
賊たちは張飛に襲いかかるが、張飛はその怪力で賊たちを蹴散らした。

張飛は劉備に近づくと、黄巾賊に奪われた剣と茶壷を渡した。
劉備は「ご恩は生涯忘れません」と、戻ってきた剣を張飛にお礼として渡す。
張飛は手ぶらではと、自身が下げていた剣を劉備に渡す。

劉備の驢(ろ)と、張飛と芙蓉(ふよう)を乗せた白馬は、西と東に別れ去る。

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