義盟(ぎめい) 桃園の巻

内容

夜が明け、関羽と張飛は桃園で祭壇を作り、劉備の母は酒と食事の用意をしている。

劉備、関羽、張飛は祭壇へ向かって、兄弟の杯を交わす。

翌日。関羽が檄文を書き、兵を募ると、劉備の家の門前には、意気盛んな男たちが集まってきた。

ある日。何十頭という馬をひいて、この先の峠を越えてくる者がいる。

関羽は配下の数名をつれて、峠へ急ぐ。

関羽は馬をひいている商人たちに雄弁をふるい。協力を求める。

商人はここにある五十頭の馬を関羽に譲る。

関羽は商人をを連れて楼桑村へ向かい、劉備に会わせる。

商人は劉備に惚れ込み、馬に積んでいる鉄一千斤、百反の織物、金銀五百両を軍費にと献上し、立ち去る。

劉備のもとに雑兵は二百人も集まり、彼らのために鎧(よろい)と兜(かぶと)、槍、刀を作る。

劉備は母に告げ、兵馬とともに郷土を出る。

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