白馬将軍(はくばしょうぐん) 群星の巻

内容

焼け野原の洛陽(らくよう)の留まる理由はなく、諸侯は本国へ帰る。

袁紹(えんしょう)軍も河内郡(かだいぐん)へ向かうが、大軍であるため兵糧が不足する。

袁紹(えんしょう)は冀州(きしゅう)の太守韓馥(かんふく)に助けを求めるため、書状を書こうとする。

袁紹(えんしょう)配下の逢紀(ほうき)は冀州(きしゅう)を獲る策を提案する。
・北平(ほくへい)太守公孫瓚(こうそんさん)に、ともに冀州(きしゅう)を攻めて領土を分け合おうと誘う。
・冀州(きしゅう)太守韓馥(かんふく)に、公孫瓚(こうそんさん)が攻めてくるから守ってあげると伝える。

韓馥(かんふく)は袁紹(えんしょう)軍を迎え入れる。

袁紹(えんしょう)は勝手に人事を行い、冀州(きしゅう)を乗っ取ったため、居場所のなくなった韓馥(かんふく)は陳留(ちんりゅう)の太守張邈(ちょうぼう)のもとへ身を寄せる。

公孫瓚(こうそんさん)は、冀州(きしゅう)に来ると、すでに袁紹(えんしょう)が支配をしていたため、弟の公孫越(こうそんえつ)は使者にだす。

公孫越(こうそんえつ)は袁紹(えんしょう)と会談し、その帰り途中に、無数の矢で射られる。

公孫瓚(こうそんさん)は激怒し、盤河(ばんが)の橋まで軍を進め、袁紹(えんしょう)軍も橋を挟んで対峙する。

袁紹(えんしょう)配下の文醜(ぶんしゅう)が公孫瓚(こうそんさん)軍の中に突進し、逃げる公孫瓚(こうそんさん)を追う。

公孫瓚(こうそんさん)の乗る馬が岩につまずき、公孫瓚(こうそんさん)は落馬する。

文醜(ぶんしゅう)は公孫瓚(こうそんさん)に近づいて行くと、何者かが目の前に立ちふさがり、攻めてきた。

八十回ほど槍を合わせたのち、文醜(ぶんしゅう)は自陣へ引き返す。

公孫瓚(こうそんさん)を援けた者は趙雲(ちょううん)と名乗り、公孫瓚(こうそんさん)と協力して戦うことにした。

次の日。公孫瓚(こうそんさん)はふたたび盤河(ばんが)のほとりに立ち、白馬二千頭を並べる。先陣は厳綱(げんこう)、後陣に趙雲を置く。

厳綱(げんこう)が敵中に突き進むと、袁紹(えんしょう)軍に囲まれ、麹義(きくぎ)に斬られる。

袁紹(えんしょう)軍は公孫瓚(こうそんさん)軍を蹴散らしていく。

麹義(きくぎ)の部隊は、その場に動かない趙雲の部隊に攻め込むと、趙雲の部隊は一気に麹義(きくぎ)の部隊を包み込んで八方から突き、逃げる麹義(きくぎ)を趙雲は槍で突く。

趙雲の部隊は文醜(ぶんしゅう)と顔良(がんりょう)の部隊へ攻め込む。

袁紹(えんしょう)の居場所に矢が降ってくる。趙雲の部隊が前後から攻めてきている。

袁紹(えんしょう)は敵の中を突っ込み、途中、文醜(ぶんしゅう)と顔良(がんりょう)が合流して、公孫瓚(こうそんさん)の本陣まで迫ったため、公孫瓚(こうそんさん)は逃げる。

袁紹(えんしょう)軍は追撃し、狭い谷間に入ると、劉備が現れ、袁紹(えんしょう)軍へ攻め込んできたため、袁紹(えんしょう)軍は逃げ戻る。

公孫瓚(こうそんさん)は劉備に礼を言い、趙雲を紹介する。

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