内容
孫策(そんさく)は江南江東(こうなんこうとう)八十一州を治める。
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孫策(そんさく)は淮南(わいなん)の袁術(えんじゅつ)へ、借りていた兵馬を十倍にして返すので、預けていた伝国(でんこく)の玉璽(ぎょくじ)を返すようにと使者を送る。
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袁術(えんじゅつ)は三十余名の諸大将を集めて意見を求める。その結果、小沛(しょうはい)の劉備(りゅうび)と徐州(じょしゅう)の呂布(りょふ)、ふたつの脅威をなくしてから、孫策(そんさく)を攻めることになる。
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呂布(りょふ)のもとに袁術(えんじゅつ)から莫大な財貨が届く。呂布(りょふ)が劉備と戦った折、与えると約束して与えなかった褒美が届いたのだ。
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袁術(えんじゅつ)配下の紀霊(きれい)は兵十万を率い、小沛(しょうはい)へ向かう。
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小沛(しょうはい)の劉備は呂布(りょふ)に救援を求める。
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呂布(りょふ)は劉備と紀霊(きれい)に手紙を書き、同じ日に自分の陣へ招待する。
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呂布(りょふ)の右に劉備、左に紀霊(きれい)が座り、酒宴となるが、空気が張り詰めている。
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呂布(りょふ)は自身の画桿(がかん)の大戟(おおほこ)を持ってこさせると、陣営の門まで走って大戟(おおほこ)を逆さまにして突き刺し、戻ってきた。ここから大戟(おおほこ)まで百二十歩の距離がある。
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呂布は、あの大戟(おおほこ)に矢があたれば天命として和睦し退却せよと言い、矢を放つ。矢は大戟(おおほこ)にあたる。
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呂布は紀霊(きれい)を追いかえし、劉備は呂布(りょふ)に感謝して小沛(しょうはい)へ帰る。
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