北客(ほっきゃく) 草莽の巻

内容

曹操は許都(きょと)に戻る。

曹操のもとに袁紹(えんしょう)の使者がくる。
袁紹(えんしょう)の書面には「北平(ほくへい)の公孫瓚(こうそんさん)との戦いにより兵糧と軍兵が足りないから送ってほしい」とある。
曹操は激怒する。
曹操配下の郭嘉(かくか)は「袁紹(えんしょう)とわが主君を比較すれば、わが主君は十勝、袁紹は十敗」と言う。

次の日。曹操は荀彧(じゅんいく)に意見を求める。
荀彧(じゅんいく)は「袁紹(えんしょう)との戦いは必勝まちがいなし」と言う。
曹操は問う。「即時、袁紹(えんしょう)を攻めてよいか」
荀彧(じゅんいく)は答える。「断じて、今は。時機がくるのを待つのです」

次の日。曹操は袁紹(えんしょう)の使者を呼び、要請を受け入れる旨を伝える。

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