石(いし) 群星の巻

内容

襄陽(じょうよう)城にいる劉表(りゅうひょう)は袁紹(えんしょう)へ救援を求めるため、呂公(りょこう)に五百騎を与え、使者とする。

孫堅(そんけん)は馬のひづめの音を聞き、真っ先に呂公(りょこう)の部隊を追う。急なため、孫堅(そんけん)に続いた者は四十騎ほどであった。

呂公(りょこう)は林に射手を配置し、自身は断崖をよじ登り、岩石を積み重ね、敵を待ち構える。

孫堅(そんけん)が断崖の下に来ると、岩石が落ちてきて、孫堅(そんけん)は岩石の下となる。

劉表(りゅうひょう)は黄祖(こうそ)らの部隊を出し、一気に孫堅(そんけん)軍を攻める。

黄蓋(こうがい)は黄祖(こうそ)を捕らえ、程普(ていふ)は呂公(りょこう)を斬るが、両軍ともに多数の兵の命を失っており、劉表(りゅうひょう)軍は城内に、孫堅(そんけん)軍は漢水(かんすい)方面に退く。

劉表(りゅうひょう)軍に奪われた孫堅(そんけん)の亡骸と孫堅(そんけん)軍に捕らわれた黄祖(こうそ)との交換が成立する。

孫策(そんさく)は孫堅(そんけん)のあとを継ぐこととなる。

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