関羽一杯の酒(かんういっぱいのさけ) 群星の巻

内容

忍びの者が汜水関(しすいかん)に籠る副将李粛(りしゅく)に、孫堅(そんけん)の陣では炊事の煙がなく、一ヵ月半ばかり糧車は通っていないと報告した。

李粛(りしゅく)は大将華雄(かゆう)に報告し、ある夜、孫堅(そんけん)の陣を奇襲する。

孫堅(そんけん)は馬に鞭打って逃げ、全滅的な敗北となる。

孫堅(そんけん)の敗北の知らせを受けた本陣にいる袁紹(えんしょう)らは大作戦会議を開くが、打開策がでないでいる。

華雄(かゆう)軍は、汜水関(しすいかん)を出て、袁紹(えんしょう)らのいる本陣間近まで迫る。

袁紹(えんしょう)の配下兪渉(ゆしょう)は華雄(かゆう)軍の中に突入するが、華雄(かゆう)に斬られる。

韓馥(かんふく)の配下潘鳳(はんほう)が華雄(かゆう)軍の中に突入するが、華雄(かゆう)に斬られる。

袁紹(えんしょう)は嘆き、他の諸侯らは黙り込む。

関羽が名乗りでる。

曹操は酒をついで関羽に与えると、華雄(かゆう)の首を獲ったのちに頂戴すると言い残し、華雄(かゆう)軍のなかに突っ込んだ。

しばらくして関羽は華雄(かゆう)の首を持って戻って来る。

関羽は曹操の前に立ち、先ほどのまだあたたかい酒を飲みほす。

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