火星と金星(かせいときんせい) 草莽の巻

内容

李傕(りかく)と郭汜(かくし)は曹操軍に再戦を挑もうと決めるが、李傕(りかく)の配下賈詡(かく)は降伏をすすめたため、謹慎を命じられる。

その夜。賈詡(かく)はどこかへ逃亡する。

翌朝。李傕(りかく)と郭汜(かくし)の二軍は曹操の軍を攻めるが、大敗し、西の方へ逃げる。

ある夜。楊奉(ようほう)と韓暹(かんせん)は宮門の兵をあらかた誘い出して、大梁(たいりょう)の方面へ落ちて行く。

曹操は帝へ河南(かなん)の許昌(きょしょう)へ遷都することの許しを願い出て、認められる。

帝ら一行は洛陽(らくよう)を出発し、数十里ほど先の丘に来たとき、楊奉(ようほう)の配下徐晃(じょこう)が突進してくる。

曹操配下の許褚(きょちょ)が徐晃(じょこう)にあたる。刃を五十回合わせるが、勝負がつかない。

曹操は退き銅鑼(ひきどら)を鳴らし、許褚(きょちょ)を陣へ戻す。

その夜。満寵(まんちょう)は徐晃(じょこう)を味方につけるため、徐晃(じょこう)の陣を伺う。

満寵(まんちょう)の説得に、徐晃(じょこう)は顔を横に振る。

関連記事

次の章「両虎競食の計(りょうこきょうしょくのけい)」へ進む

前の章「改元(かいげん)」へ進む

トップページへ進む