鶏鳴(けいめい) 臣道の巻

内容

真夜中に、董承(とうじょう)は詔詞(みことのり)をふところに入れ、頭巾をかぶり、劉備の客館へ出向く。
劉備は詔詞(みことのり)を見て、涙を流し、義文の書に署名をする。
小閣の外では、密談を漏れ聞いていた関羽と張飛が抱き合って、うれし泣きをしている。
劉備は董承(とうじょう)に「機会が来ていないのに軽々しく行動に移すようなことがないように」と念を押す。

夜は明けかけている。董承(とうじょう)は馬に乗り、劉備の客館をあとにする。

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