凛々細腰の剣(りんりんさいようのけん) 望蜀の巻

内容

劉備(りゅうび)らは柴桑(さいそう)に近づく。

山の一方から兵五百がふた手になって、劉備に迫る。

趙雲(ちょううん)は劉備と夫人を先に走らせ、兵五百を退ける。

徐盛(じょせい)と丁奉(ていほう)の部隊が要所を遮断。

趙雲(ちょううん)は諸葛亮(しょかつりょう)の錦袋を開く。

劉備は夫人の車へ近づき、呉へ戻るようにと告げる。

徐盛と丁奉が車に迫る。

夫人は劉備を車のうしろに隠し、地上へ跳び降りる。

徐盛と丁奉は恐れてひれふし、劉備の車は急ぐ。

徐盛と丁奉は劉備らをやり過ごし、戻る。

劉備を追う陳武(ちんぶ)と潘璋(はんしょう)は、戻る徐盛と丁奉に会う。

陳武と潘璋は徐盛と丁奉を伴い、劉備を追い、呼び止める。

夫人は、坐りなさいと一喝。

四将は馬から飛び降り、ひざまずいて拝礼。劉備の車を見送る。

劉備を追う蒋欽(しょうきん)と周泰(しゅうたい)は、戻る四将に会う。

徐盛と丁奉は周瑜に報告し、江岸江上をふさぐ手配。残りの四将は劉備を追う。

劉備の車は劉郎浦(りゅうろうほ)とよぶ漁村にたどり着くが、船がひとつも見当たらない。

趙雲は錦袋の最期のひとつを開く。

追手の大軍が迫る。

諸葛亮率いる二十余艘の快足舟(はやぶね)が迎えにくる。

関連記事

次の章「周瑜・気死す(しゅうゆ・きしす)」へ進む

前の章「朝の月(あさのつき)」へ進む

トップページへ進む