神亭廟(しんていびょう) 草莽の巻

内容

孫策(そんさく)が攻めてくると知った劉繇(りゅうよう)は、牛渚(ぎゅうしょ)の砦へ張英(ちょうえい)を送る。張英(ちょうえい)は孫策(そんさく)軍を待ち構える。

孫策(そんさく)軍は長江(ちょうこう)をさかのぼり、牛渚(ぎゅうしょ)の地へ飛び降り、攻め入る。

孫策(そんさく)軍にかなわない張英(ちょうえい)は、牛渚(ぎゅうしょ)の砦へ逃げ戻ると、城内から火が上がっているため、劉繇(りゅうよう)のもとへ逃げる。

山道から三百人ほど兵の一団が現れ、孫策(そんさく)に会わせてくれと求める。彼らは言う。
・揚子江(ようすこう)を拠点にする賊である。
・牛渚(ぎゅうしょ)の砦に火をつけたのは我々だ。
・孫策軍に入れてほしい。

孫策(そんさく)は喜んで、自軍に入れる。

霊陵城(れいりょうじょう)にいる劉繇(りゅうよう)は、牛渚(ぎゅうしょ)の砦が破られたことを知り、自ら軍に入り、神亭山(しんていざん)の南に軍を置く。

孫策(そんさく)軍は神亭山(しんていざん)の北に軍を置く。

孫策(そんさく)は十三将を連れて、この土地の長を案内人とし、神亭山(しんていざん)にある光武帝(こうぶてい)の霊廟へ向かう。霊廟を掃除し、香を焚き、額を地につけて拝んだ。

霊廟をあとにした孫策(そんさく)は来た道には戻らず、敵がいる南へ降りて行こうとするため、諸将は注意する。

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