溯江(そこう) 群星の巻

内容

長安に遷都し、董卓(とうたく)は自らを太政相国(だいじょうしょうこく)と名乗る。

董卓(とうたく)は袁紹(えんしょう)と公孫瓚(こうそんさん)を和睦させる。

公孫瓚(こうそんさん)は劉備を平原(へいげん)の相(しょう)に推挙し、朝廷に許される。

平原(へいげん)へ向かうこととなった劉備のもとに趙雲が訪れ、家臣にしてほしいと願ったが、劉備は「今は時期ではない」と諭す。

趙雲は公孫瓚(こうそんさん)のもとに残り、劉備は平原(へいげん)へ向かう。

・・・

南陽(なんよう)の太守袁術(えんじゅつ)は荊州(けいしゅう)の劉表(りゅうひょう)へ兵糧米の借用を申し込むが断られる。

袁術(えんじゅつ)は呉の孫堅(そんけん)へ書を送る。
・孫堅(そんけん)が洛陽(らくよう)から江東へ帰るとき、玉璽(ぎょくじ)を奪うために追討令を出したのは袁紹(えんしょう)だ。
・袁紹(えんしょう)は劉表(りゅうひょう)と協力して孫堅(そんけん)の地を奪う計画がある。
・孫堅(そんけん)は劉表(りゅうひょう)を攻めよ。袁術(えんじゅつ)は袁紹(えんしょう)を攻める。

孫堅(そんけん)は軍船五百を率いて、荊州(けいしゅう)の鄧城(とうじょう)へ向かう。

劉表(りゅうひょう)は黄祖(こうそ)に沿岸を守らせ、防御態勢を整える。

孫堅(そんけん)軍は黄祖(こうそ)の部隊から放たれる矢が妨げとなり、上陸できない。矢の届かぬ距離まで退く。

夜になり、孫堅(そんけん)は無数の小舟にかがり火をたかせ、沿岸へ向かう。

黄祖(こうそ)の部隊は無数の矢を小舟へ向かって放つ。

夜が明けぬうちに、小舟は退く。

孫堅(そんけん)は七夜続けたあとの夜、小舟に兵を乗せて上陸し、黄祖(こうそ)の部隊を攻める。

黄祖(こうそ)は鄧城(とうじょう)へ逃げる。

孫堅(そんけん)軍は劉表(りゅうひょう)のいる襄陽(じょうよう)の城下まで迫り、攻める。

襄陽(じょうよう)の城は地勢が険しく、孫堅(そんけん)軍は落とせないでいた。

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