小覇王(しょうはおう) 草莽の巻

内容

太史慈(たいしじ)に笑いかえされた孫策(そんさく)は馬を走らそうとするが、配下の程普(ていふ)が止める。

孫策(そんさく)軍と劉繇(りゅうよう)軍の対戦結果。
・孫策(そんさく)軍は、劉繇(りゅうよう)の根拠地である霊陵(れいりょう)城を落とす。
・孫策(そんさく)軍は、秣陵(まつりょう)へ走り逃げる劉繇(りゅうよう)軍を夜襲し、大勝する。
・孫策(そんさく)軍は、たのみであった劉繇(りゅうよう)配下の二将を斬ったため、劉繇(りゅうよう)は荊州(けいしゅう)へ逃げる。

一方で、逃げ落ちずに秣陵(まつりょう)城に集まり、孫策(そんさく)と戦う姿勢をとる劉繇(りゅうよう)配下の者たちもいる。張英(ちょうえい)らである。

孫策(そんさく)軍は秣陵(まつりょう)城に迫る。

張英(ちょうえい)が城中から放った矢は、孫策(そんさく)の左ももにあたり、孫策(そんさく)は馬から落ちる。

五里ほど陣をひいた孫策(そんさく)軍は、弔旗(ちょうき)を揚げる。

夜になり、孫策(そんさく)軍に守られながら柩(ひつぎ)が進んでいく。

このことを知った張英(ちょうえい)は柩(ひつぎ)を守る孫策(そんさく)軍を奇襲するが、孫策(そんさく)軍は五つの陣形をつくり、張英(ちょうえい)軍を撃退すし、逃げる張英(ちょうえい)を孫策(そんさく)は斬る。

秣陵(まつりょう)には味方の一部をのこして、孫策(そんさく)軍は涇県(けいけん)へ攻め進む。

この頃から、孫策(そんさく)は、江東の孫郎(そんろう)、小覇王(しょうはおう)と呼ばれるようになる。

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