内容
長沙(ちょうさ)の太守孫堅(そんけん)が命を落としたとき、子の孫策(そんさく)は十七歳だった。
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孫策(そんさく)は長沙(ちょうさ)の地を守り切ることができず、母と一族を曲阿(きょくあ)の身寄りへあずけ、自身は諸国をさすらい、十九歳の頃より淮南(わいなん)の袁術(えんじゅつ)のもとに身を寄せていた。
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孫策(そんさく)二十一歳のとき、袁術(えんじゅつ)の兵を借りたい旨をお願いし、伝国(でんこく)の玉璽(ぎょくじ)を袁術(えんじゅつ)へ差し出す。
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袁術(えんじゅつ)は孫策(そんさく)に兵三千と馬五百を貸し与える。
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即日。孫策(そんさく)は兵を整え、出立する。
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孫策(そんさく)と子供のころからの友であった周瑜(しゅうゆ)が、そして江東の二賢といわれる張昭(ちょうしょう)と張紘(ちょうこう)が孫策(そんさく)軍に加わる。
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孫策(そんさく)軍は叔父の呉景(ごけい)を攻めた劉繇(りゅうよう)のいる楊州(ようしゅう)へ向かう。
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