珠(たま) 群星の巻

内容

洛陽(らくよう)は七日七夜も燃え続け、十七か国の諸侯は消火に努める。

仮宮を建てて祭事を行い、諸侯は焼き尽くした禁門を見てまわる。

諸侯はみな帰ったが、孫堅(そんけん)はあたりをぶらぶら歩いている。

井戸の中から光が放たれているため、孫堅(そんけん)は調べさせる。

井戸から亡くなった若い女官が引き揚げられ、その首に袋をかけている。

袋のなかには、伝国(でんこく)の玉璽(ぎょくじ)が入っていた。

孫堅(そんけん)は伝国(でんこく)の玉璽(ぎょくじ)を手に入れ、秘密とする。

次の日。孫堅(そんけん)は健康がすぐれないと言い、本国へ帰る。

曹操が洛陽(らくよう)に帰って来るが、諸侯に「同志ではない」と言い残し、揚州(ようしゅう)方面へ立った。

袁紹(えんしょう)が出した孫堅(そんけん)追討令により、孫堅(そんけん)は荊州(けいしゅう)の劉表(りゅうひょう)に追われ、江東へ逃げ渡ったのは自身を含め六、七人のみである。

公孫瓚(こうそんさん)は本国へ帰るのを機に、劉備も平原へ帰る。

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