天血の如し(てんちのごとし) 三国志 五丈原の巻

あらすじ

街亭(がいてい)の敗戦により丞相の職を朝廷に返していた諸葛亮。
成都からの勅使費褘(ひい)は諸葛亮をふたたび丞相に任じる旨を伝えた。

それから間もなくして、蜀軍は漢中へ引き揚げるため、動く。

司馬懿は魏軍を動かさず、蜀軍を追わない。
追うと諸葛亮の策にはまるというのだ。
しかし張郃(ちょうこう)は追撃を主張する。
ついに司馬懿は決断し、魏軍は蜀軍を追撃する。

諸葛亮は魏軍が追撃に動いたことを知る。
その夜、諸葛亮は諸将を集め、策を命じる。

蜀軍と魏軍はぶつかった。

蜀の姜維と廖化の二隊は、渭水(イスイ)にある魏の本陣に向かう。
そのことを知った知った司馬懿は、魏軍を総退却させる。

蜀の陣営に、負傷して成都へ帰っていた張飛の子張苞(ちょうほう)の訃報が届く。
諸葛亮は血を吐き、意識を失う。
十日後、蜀軍は漢中へ帰る。

諸葛亮は成都へ戻り、療養する。

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