赤兎馬(せきとば) 桃園の巻

内容

董卓(とうたく)は丁原(ていげん)に大敗し、自身の陣を遠くへ退く。

丁原(ていげん)配下の呂布(りょふ)を味方にしたい董卓(とうたく)は、名馬赤兎(せきと)と一袋の金銀珠玉を董卓(とうたく)配下の李粛(りしゅく)に託す。

李粛(りしゅく)は呂布(りょふ)の陣営を訪れ、呂布(りょふ)を口説き落とす。

呂布はすぐに丁原(ていげん)のもとへ行き、丁原(ていげん)の首を獲る。

董卓(とうたく)はみずからを前将軍(ぜんしょうぐん)とした。

ある日。董卓(とうたく)は宴会を催し、帝位廃立の話を再び言った。

袁紹(えんしょう)は反対し、宴会を出て行く。

袁紹(えんしょう)以外の者は董卓(とうたく)に賛成する。

董卓(とうたく)は袁紹(えんしょう)を渤海郡(ぼっかいぐん)の太守(たいしゅ)に任命した。

九月一日。董卓(とうたく)は帝をお招きし、文武百官の前で、宣言した。
・現帝を弘農王(こうのうおう)とする。
・何太后(かたいこう)は永安宮に幽閉する。
・皇弟陳留王(ちんりゅうおう)を皇帝とあおぎ、献帝(けんてい)とする。

即位の式が終わると、董卓(とうたく)はみずからを相国(しょうこく)とし、年号を初平元年(しょへいがんねん)と改めた。

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