内容
呂布(りょふ)は徐州(じょしゅう)城を占領する。後閣には、劉備の母と夫人と子が残っていたため、兵百人で劉備家族の安全を保つよう命令する。
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劉備軍は袁術(えんじゅつ)軍の紀霊(きれい)を追って、淮陰(わいいん)の河畔へ陣を進める。
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夕方ごろ。関羽は前線の見まわりをしていると、張飛と十八騎の者がとぼとぼとこちらに向かって来た。
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張飛は劉備の前でひれ伏し、徐州(じょしゅう)城が呂布(りょふ)に奪われたこと、酒を飲んだこと、劉備の家族を置き去りにしたことを泣きながら報告したあと、剣を抜き、自分の首を斬ろうとしたため、関羽が剣を取り上げる。
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劉備は張飛のそばへ歩み寄り、「そんなに嘆かずに、今後も力になってくれ」と言う。
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劉備軍と袁術(えんじゅつ)軍は対峙したまま動かずにいるが、袁術(えんじゅつ)はそのあいだに、徐州(じょしゅう)の呂布(りょふ)に、「劉備を後ろから攻めれば、見返りとして財宝をを与える」と持ちかける。
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呂布(りょふ)は配下の高順(こうじゅん)に三万の兵を与え、劉備軍の後ろを攻めるよう命令する。
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劉備は呂布軍が攻めてくることを知り、陣をひきはらい、盱眙(くい)から広陵(こうりょう)の地方へ逃げた。
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次の日、高順(こうじゅん)の軍が盱眙(くい)に着いたときには劉備軍は逃げていないため、徐州へ帰る。
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呂布(りょふ)宛に届いた袁術(えんじゅつ)の書簡には、劉備の首を持ってこないと財宝を与えないとある。呂布(りょふ)は激怒する。
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広陵(こうりょう)の山寺に隠れていた劉備のもとに呂布(りょふ)の使いが来て、小沛(しょうはい)に駐屯するよう勧める。
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劉備は徐州(じょしゅう)の境まで来ると、呂布(りょふ)は劉備の家族を先に送り、会わせる。
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呂布(りょふ)は城門で劉備を出迎え、劉備は身を退いて、小沛(しょうはい)に引きこもる。
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