第七巻 望蜀の巻 第一七六回 周瑜・気死す
あらすじ
劉備らは諸葛亮の従えてきた各々の船に乗り、入江の湾口を離れる。
江上を数里進むと、「帥」の字の旗を立てた船を中央にして百艇の船が劉備に迫る。
諸葛亮は船を岸へ寄せ、陸地にあがり、逃げ走る。
呉の水軍も、陸地にあがり、追う。
黄州の境まできた頃、関羽が周瑜に迫り、黄忠と魏延が呉の兵を蹴散らす。
周瑜は上陸場所まで戻り、船に逃げ戻る。
諸葛亮は一部隊を率いて江岸に現れ、周瑜発案の劉備と呉妹の結婚の計を皮肉り、周りの兵たちが一斉に笑う。
周瑜は激怒。黄蓋・韓当らが抱き止める。
周瑜は歯を噛み鳴らし、真っ赤な血を吐き、船底へ倒れる。
周瑜を乗せた船は柴桑まで帰る。
孫権は、病中の周瑜から荊州討伐の書簡を受け取り、軍議を開こうとする。
張昭は呉と劉備の協力体制を壊してはいけないと孫権を諫める。
「玄徳を荊州の太守に封じるのが何よりと思います」
孫権は、華欽を許都へ派遣する。