人間燈(にんげんとう) 群星の巻

内容

百官が王城門外に列をつくり、董卓(とうたく)を出迎える。

次の日。董卓(とうたく)は宮中へ進む。

王允(おういん)の合図で、御林軍の兵百余人が董卓(とうたく)を襲った。

鎧(よろい)に身をかためていた董卓(とうたく)は呂布(りょふ)に助けを求めると、呂布(りょふ)は董卓(とうたく)の息の根を止めた。董卓(とうたく)は五十四歳だった。

董卓(とうたく)配下の李儒(りじゅ)も捕らえられ、命を落とした。

呂布(りょふ)は郿塢(びう)へ向かい、貂蝉(ちょうせん)を見つけ、ともに長安へ帰る。

王允(おういん)は百官を集め大宴を催すが、呂布(りょふ)は自邸に閉じこもり、慟哭している。呂布(りょふ)が戦場へ出ているあいだにみずから命を落としたからだ。

呂布は貂蝉(ちょうせん)の胸元から袋を見つける。袋のなかには小さく折りたたんだ一枚の紙がある。呂布(りょふ)はその紙を何度も読み、貂蝉(ちょうせん)の真の目的を知る。

呂布(りょふ)は後園の古井戸へ貂蝉(ちょうせん)の亡骸を投げ込む。

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