あらすじ(時系列)
一年余りをかけて、曹操が漳河の畔りに銅雀台を築く
曹操が許都へ戻る
・・・
劉表の庇護を受けている劉備が、江夏で起こった乱を鎮圧
劉備は、張虎が乗っていた名駿(的盧)を得る
劉表が劉備の乗る的盧を褒めたため、劉備が献上
蒯越は、劉表が乗る的盧を見て、凶馬だと告げる
次の日。劉表が劉備に的盧を返し、新野への駐屯を依頼
数日後。劉備が新野へ向かう
途中、伊籍が現れ、的盧は凶馬であると劉備に説くが、劉備は笑って新野へ向かう
建安十二年春。正室甘夫人が、劉禅阿斗を産む
(その頃、曹操は冀州から遼西へと進軍していた)
劉表と蔡夫人は、劉備が酒宴で漏らした本心を知る
蔡夫人が蔡瑁に相談。蔡瑁が劉備の客舎を襲う準備にかかる
伊籍が蔡瑁の企てを劉備に知らせ、逃がす
午前四時ごろ。蔡瑁は劉備の客舎を襲うが、失敗。部下に劉備の筆跡を真似させ、客舎の壁に蔡瑁が考えた詩を書かせる
劉表が劉備の客舎に行き、一詩を読むが、城へ戻る
名場面
髀肉の嘆
劉表との酒宴の中、劉備は席を外したのちに、戻ってきた。
席に戻った劉備は下を向いて黙っている。
劉表が劉備に声をかけると、劉備は言った。「お手洗いで、太ももの肉がたるんでいることに気づきました。かつては常に馬上に身を置き、戦場にいましたが、いまは贅沢な生活に慣れてしまいました。何もなせずに、このまま年老いていくのだろうかと思い、恥じておりました」
劉備は涙を流した。
劉備が劉表の前で口をすべらす
劉表は、曹操と劉備が英雄を論じた出来事を持ち出して、劉備がそばにいるから心強いと告げる。
劉備は「我に一国と兵力があれば、曹操など……」ともらした。
劉表の顔色が変わる。
劉備は酒をあおり、横になって大いびきをかく。