吉川三国志 改元(かいげん) 出師の巻 内容延康(えんこう)元年六月、魏(ぎ)王曹丕(そうひ)は先祖の墓を祭るため、亡父曹操(そうそう)の郷里である沛(はい)の譙県(しょうけん)を訪れていた。↓そこで夏侯惇(かこうじゅん)危篤の知らせを受ける。↓曹丕は急いで帰国するが、すでに夏侯... 2023.02.08 吉川三国志
吉川三国志 私情を斬る(しじょうをきる) 出師の巻 内容建安(けんあん)二十五年、曹操は六十六歳でこの世を去った。このとき、漢中(かんちゅう)王劉備(りゅうび)は六十歳。↓ある日、成都(せいと)の一宮に文武の臣を集めた劉備(りゅうび)は、「関羽(かんう)の仇をとるために呉を討った後、魏(ぎ)... 2023.02.07 吉川三国志
吉川三国志 七歩の詩(しちほのし) 出師の巻 内容故曹操(そうそう)の三男曹植(そうしょく)へ赴いた使者が戻る。↓使者は曹丕(そうひ)へ報告した。曹植は寵臣と前の夜から酒を飲み、魏(ぎ)王の使者が来ているのに、座ったままで礼をわきまえず、また、丁儀(ていぎ)と丁廙(ていい)は、曹植に問... 2023.02.06 吉川三国志
吉川三国志 武祖(ぶそ) 出師の巻 内容故曹操(そうそう)の重臣華歆(かきん)が、許昌(きょしょう)から早馬をとばして鄴都(ぎょうと)へやってきた。↓華歆は、曹操の霊壇にひたいを床につけて礼拝し、太子曹丕(そうひ)に百拝を終えたあと、満堂の諸臣に「なぜ一日も早く太子を立てて、... 2023.01.29 吉川三国志
吉川三国志 曹操死す(そうそうしす) 出師の巻 内容ある日の夜が明けるころ、七名の武士が獄府へ向かい、獄中の華陀(かだ)を斬った。曹操(そうそう)の命である。毎晩のように、曹操の夢の中にあらわれるのが理由だった。↓呉(ご)の孫権(そんけん)から見舞いの使節がきた。↓書簡には、臣孫権と書い... 2023.01.23 吉川三国志
吉川三国志 梨の木(なしのき) 出師の巻 内容この年、六十五歳となる曹操(そうそう)は体の不調を訴えることが多くなる。↓ある日、側近たちは曹操に、べつに新殿を建てて気をかえてはどうかとすすめる。↓建築には蘇越(そえつ)という名工が呼ばれた。↓蘇越の設計図には、中心に九間の大殿がある... 2023.01.22 吉川三国志
吉川三国志 成都鳴動(せいとめいどう) 出師の巻 内容朝、軍師府にいた諸葛亮(しょかつりょう)は「昨夜、劉備(りゅうび)が前殿の廊で倒れていた」と警備の者から聞き、急いで内殿へ向かう。↓劉備は「義弟のうらみを晴らしてくれ」という関羽の夢を二度見たという。↓諸葛亮は「疲れによる幻想です」と言... 2023.01.20 吉川三国志
吉川三国志 国葬(こくそう) 出師の巻 内容呉侯(ごこう)孫権(そんけん)は、塩漬けにした関羽(かんう)の首を曹操(そうそう)へ届ける。関羽の死は曹操の指図であると蜀(しょく)にわからせるためだ。↓関羽の首を実検した曹操は、百日の間、喪に服し、沈香の木で関羽の体をつくらせ、首とと... 2023.01.15 吉川三国志
吉川三国志 草喰わぬ馬(くさくわぬうま) 出師の巻 内容関平(かんぺい)も呉(ご)軍に生け捕られ、呉侯孫権(そんけん)のもとへ送られた。↓目の前にいる生け捕った関羽に、孫権は降伏するように諭す。↓「桃園の誓いあり。降伏せよとは笑止。はや首を打て」と言ったきり、関羽は口をつぐむ。↓孫権は一代の... 2023.01.09 吉川三国志
吉川三国志 蜀山遠し(しょくざんとおし) 出師の巻 内容関羽(かんう)の説得を失敗した諸葛瑾(しょかつきん)は、呉侯孫権(そんけん)にその旨を報告。↓麦城(ばくじょう)に籠る関羽の兵は、五百から三百人に減っている。傷病者が増え、脱走者がたえないのだ。↓麦城の北に連なる峰を越えれば、蜀に通じる... 2022.12.30 吉川三国志
吉川三国志 月落つ麦城(つきおつばくじょう) 出師の巻 内容広野に野陣を張る関羽(かんう)は、進めば荊州(けいしゅう)の呉(ご)軍が、退けば魏(ぎ)の大軍があり、囲まれている。↓関羽は陸口(りっこう)にいたときに交友をもった呉の呂蒙(りょもう)に使いをだし、助けを求める。↓「私と国家の命は別だ」... 2022.12.27 吉川三国志
吉川三国志 鬢糸の雪(びんしのゆき) 出師の巻 内容魏(ぎ)の徐晃(じょこう)から荊州(けいしゅう)が落ちたと聞いた関平(かんぺい)は、混乱したのか、堰城(えんじょう)へ一旦戻る。↓堰城(えんじょう)は黒煙がたっていた。逃げてきた味方の兵によると、徐晃の兵によるものだという。↓関平は、廖... 2022.12.27 吉川三国志
吉川三国志 荊州変貌(けいしゅうへんぼう) 出師の巻 内容荊州(けいしゅう)の中央を占領した呉(ご)であるが、地方には蜀(しょく)将が残っている。公安(こうあん)地方の傅士仁(ふしじん)と南郡の糜芳(びほう)である。↓虞翻(ぐほん)は幼少から傅士仁とは友であったため、公安地方の無血占領を孫権(... 2022.12.25 吉川三国志
吉川三国志 笠(かさ) 出師の巻 内容荊州(けいしゅう)本城は呉(ご)軍に落ちた。原因は、関羽が凡将である潘濬(はんしゅん)と傅士仁(ふしじん)を荊州の守りにつかせたのが原因である。↓呉軍大都督呂蒙(りょもう)は、荊州占領後、すぐに立札を立てる。「人を殺す者、物を盗む者、流... 2022.12.19 吉川三国志
吉川三国志 呂蒙と陸遜(りょもうとりくそん) 出師の巻 内容陸口(りっこう)の守りは呂蒙(りょもう)に代わって陸遜(りくそん)が赴任。↓当時の陸遜は呂蒙より十幾歳も年下であり、無名であった。↓陸遜は礼物に書簡をのせて、関羽(かんう)へ使いを立て、新任の挨拶を送る。↓これで陸口に対する荊州(けいし... 2022.12.15 吉川三国志
吉川三国志 建業会議(けんぎょうかいぎ) 出師の巻 内容関羽(かんう)の腕の手術を終えた華陀(かだ)は、次の日、関羽を見舞いに来た。↓「腕の痛みもなく、昨夜は熟睡できた」関羽が言うと、「怒気(どき)を発することは禁物です」と華陀は告げ、百金も手に取らずに小舟に乗って、江上へ去って行った。↓魏... 2022.12.13 吉川三国志
吉川三国志 骨を削る(ほねをけずる) 出師の巻 内容大将于禁(うきん)・副将龐徳(ほうとく)とする魏(ぎ)軍を破った関羽(かんう)は、樊城(はんじょう)攻略も時間の問題であった。↓しかし関羽は戦に出られる状態ではない。人前では隠していたが、夜になると龐徳が放った矢傷の痛みが熱を発するよう... 2022.12.11 吉川三国志
吉川三国志 七軍魚鼈となる(しちぐんぎょべつとなる) 図南の巻 内容魏(ぎ)軍が陣容を変えたという報告を受けた関羽(かんう)は、高地へ登る。↓ここの地形について、案内者に聞いたのち、たくさんの船筏を作るように命じる。↓秋八月となり、長雨が降り続いた。↓督軍の将、成何(せいか)が龐徳(ほうとく)の元に訪ね... 2022.12.07 吉川三国志
吉川三国志 関平(かんぺい) 図南の巻 内容樊城(はんじょう)を取り囲んだ関羽(かんう)は、魏(ぎ)の援軍数万騎が迫っているとの報告を受ける。↓関羽の部隊と先鋒龐徳(ほうとく)の部隊はぶつかるが、なかなか決着がつかない。↓蜀(しょく)の関平(かんぺい)は、年をとった父関羽のことを... 2022.12.04 吉川三国志
吉川三国志 生きて出る柩(いきてでるひつぎ) 図南の巻 内容曹仁(そうじん)が立てこもる樊城(はんじょう)は、関羽(かんう)に取り囲まれてしまう。↓曹操(そうそう)は于禁(うきん)を大将に指名し、曹仁を助けるよう命じる。↓相手は関羽であるため、于禁は先陣にあたる副将を一人つけてほしいと願う。↓龐... 2022.11.29 吉川三国志