吉川三国志

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一書十万兵(いっしょじゅうまんぺい) 臣道の巻

内容劉備は徐州(じょしゅう)の城へ入ったが、曹操は必ず攻めてくるだろうと恐れずにはいられなかった。↓劉備の様子をみた陳登(ちんとう)は、劉備を連れて鄭玄(ていげん)の門を叩いた。劉備は鄭玄(ていげん)に自身の志を述べると、鄭玄(ていげん)は...
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霧風(むふう) 臣道の巻

内容ある日。陳登(ちんとう)は車冑(しゃちゅう)に呼ばれて、徐州(じょしゅう)城に着くと、「丞相(じょうしょう)から劉備の命を奪うべしとの密書が届いたのだが」と来るのを待っていた車冑(しゃちゅう)は言い、策を求めた。車冑(しゃちゅう)は陳登...
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偽帝の末路(ぎていのまつろ) 臣道の巻

内容西涼(せいりょう)太守(たいしゅ)の馬騰(ばとう)は義文の書に署名をしていたが、劉備が許都(きょと)を出たため、西涼(せいりょう)に帰ってしまった。↓建安(けんあん)四年六月。劉備は徐州(じょしゅう)に着いた。↓袁術(えんじゅつ)は淮南...
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兇門脱出(きょうもんだっしゅつ) 臣道の巻

内容劉備は先日の青梅のお礼にと、相府へ向かう準備をしていた。関羽と張飛は反対したが、「行かなければ、また疑われる」劉備は言った。↓曹操と劉備が卓を囲んでいると、河北(かほく)の情報を集めて満寵(まんちょう)が帰って来たため、曹操はここへ来る...
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雷怯子(らいきょうし) 臣道の巻

内容曹操と劉備は梅林をぶらぶらと歩いている。↓曹操はふたたび「天下の英雄は誰か」と劉備に問う。「思いつきません」と劉備は返すと、「民が噂する者でもよい」と曹操は言う。劉備は「淮南(わいなん)の袁術(えんじゅつ)、河北(かほく)の袁紹(えんし...
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青梅、酒ヲ煮テ、英雄ヲ論ズ(せいばい、さけをにて、えいゆうをろんず) 臣道の巻

内容張飛は不満だった。近頃の劉備は畑に出て、百姓のまねごとばかりをしているからだ。そこで関羽とともに、劉備に意見しに行くことになる。↓関羽と張飛は劉備に問うが、劉備は「今にわかる。心配するな」と言う。↓数日後。関羽と張飛は外出から戻ると、劉...
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鶏鳴(けいめい) 臣道の巻

内容真夜中に、董承(とうじょう)は詔詞(みことのり)をふところに入れ、頭巾をかぶり、劉備の客館へ出向く。劉備は詔詞(みことのり)を見て、涙を流し、義文の書に署名をする。小閣の外では、密談を漏れ聞いていた関羽と張飛が抱き合って、うれし泣きをし...
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油情燈心(ゆじょうとうしん) 臣道の巻

内容董承(とうじょう)は急いで自邸へ帰り、玉帯(ぎょくたい)をあらためるが、なにもなかった。↓四、五日のあと。董承(とうじょう)が居眠りをしているときに、玉帯(ぎょくたい)のうえに、あかりの火種がおちて焦がしてしまい、親指くらいの穴があく。...
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秘勅を縫う(ひちょくをぬう) 臣道の巻

内容伏(ふく)皇后の父伏完(ふくかん)が帝に「曹操を除くことができるのは董承(とうじょう)しかいない」という。↓帝は自分の指を食いやぶり、血を墨のかわりにして詔詞(みことのり)を書かれ、伏(ふく)皇后は玉帯(ぎょくたい)の中に詔詞(みことの...
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許田の猟(きょでんのかり) 臣道の巻

内容曹操軍は許都(きょと)へ帰るため、下邳(かひ)城を出発し、徐州(じょしゅう)を通る。曹操の馬前で、老民はひざまずき「劉備様を太守としてここにおとどめ願います」と懇願する。↓数日後。曹操軍は許都(きょと)に戻る。↓次の日。曹操は劉備を誘い...
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白門楼始末(はくもんろうしまつ) 臣道の巻

内容夜明けごろ。曹操は侍者から「呂布(りょふ)配下の侯成(こうせい)と名乗る者が降伏を申し出ている」と聞く。侯成(こうせい)は曹操に赤兎馬(せきとば)を贈り「城中にいる同僚も曹操殿に協力する手筈」だという。曹操は十数万の兵で下邳城(かひじょ...
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破瓶(はへい) 臣道の巻

内容曹操軍は下邳(かひ)の城を取り囲んで六十日が経つ。冬になり、兵糧も尽きようとしている。↓曹操配下の郭嘉(かくか)が提案する。泗水河(しすいが)と沂水河(ぎすいが)に土手を作り、下邳(かひ)の城を水浸しにするというのだ。↓呂布(りょふ)は...
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煩悩攻防戦(ぼんのうこうぼうせん) 臣道の巻

内容曹操は城中のやぐらに立つ呂布(りょふ)に言う。「呂布(りょふ)殿が袁術(えんじゅつ)の婚姻を結ぶと聞き、攻めたのだ。袁術(えんじゅつ)は皇帝を名乗る逆賊。曹操に従うならば、呂布(りょふ)殿の領地と名誉を保証する」呂布(りょふ)は心を動か...
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奇計(きけい) 草莽の巻

内容陳宮(ちんきゅう)が守る蕭関(しょうかん)の砦(とりで)を出た陳登(ちんとう)は、夜明けごろ、呂布(りょふ)の陣に帰って来た。陳登(ちんとう)は「陳宮(ちんきゅう)は裏切りを計画している」という。呂布(りょふ)は陳登(ちんとう)に「陳宮...
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黒風白雨(こくふうはくう) 草莽の巻

内容劉備は小沛(しょうはい)の城から逃げ走り、いつのまにかただ一騎となる。↓呂布(りょふ)は劉備の妻子を徐州(じょしゅう)の城へ移す。↓許都(きょと)へ向かう劉備に配下の孫乾(そんけん)は追いつき、合流する。↓劉備らは猟師の家に泊まる。猟師...
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健啖天下一(けんたんてんかいち) 草莽の巻

内容袁紹(えんしょう)の使者は、たくさんの兵糧・軍需品を数百という車に積み、帰って来た。袁紹(えんしょう)はよろこび、北平(ほくへい)の公孫瓚(こうそんさん)攻略を開始する。×××呂布(りょふ)配下の陳宮(ちんきゅう)は狩りをしているとき、...
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北客(ほっきゃく) 草莽の巻

内容曹操は許都(きょと)に戻る。↓曹操のもとに袁紹(えんしょう)の使者がくる。袁紹(えんしょう)の書面には「北平(ほくへい)の公孫瓚(こうそんさん)との戦いにより兵糧と軍兵が足りないから送ってほしい」とある。曹操は激怒する。曹操配下の郭嘉(...
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梅酸・夏の陣(ばいさん・なつのじん) 草莽の巻

内容建安三年四月。曹操軍は許都(きょと)から張繍(ちょうしゅう)のいる宛城(えんじょう)へ向かう。行軍中のエピソード・曹操の馬が暴れて麦畑に入る。曹操は軍令を破ったとして自分の髪を切る。・のどの渇きに苦しむ兵たちに「この山を越えると梅の林が...
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空腹・満腹(くうふく・まんぷく) 草莽の巻

内容袁術(えんじゅつ)は寿春(じゅしゅん)の城を脱出する準備にかかる。李豊(りほう)ら四将と兵十万が城に残り、袁術(えんじゅつ)とその家族は兵二十四万が従え、城の倉庫にある金銀財宝を車に積んで運び出す。↓曹操軍が寿春(じゅしゅん)の城下に迫...
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仲秋荒天(ちゅうしゅうこうてん) 草莽の巻

内容曹操からの使者が孫策(そんさく)のもとに来る。使者は「孫策(そんさく)を会稽(かいけい)の太守に命じる」とのみことのりを伝え、「淮南(わいなん)の袁術(えんじゅつ)を討て」との曹操の命令も伝える。孫策(そんさく)は承諾する。↓曹操からの...