月烏賦(つきよがらすのうた) 赤壁の巻

あらすじ

曹操は、西涼の馬超と韓遂が許都へ進軍していると聞き、「誰か予に代わって許都へ帰り、守る者はいないか」と、群臣を前にして言った。

敵を前にして、許都へ帰るのは潔しとしないのか、誰も名乗りでかった。

そこで、徐庶が名乗り出た。

「徐庶か。よし、行け」と、曹操は命じた。

徐庶は三千余騎を率いて、許都へ帰った。
[つまり、徐庶は、これから起こるであろう呉の火攻めの計から逃れることができたのだ]

曹操は諸大将を集め、宴を催し、即興の詩を吟じた。その詩の中に

月は明らかに星稀なり
烏鵲南へ飛ぶ
樹を遶ること三匝
枝の依るべきなし

という詩があった。

揚州の刺史劉馥が、その詩句は不吉だといったため、曹操は激怒し、劉馥を斬った。

曹操は酔いがさめたあと、劉馥を斬ったことを知り、ひどく後悔していた。

関連記事

次の章「鉄鎖の陣(てっさのじん)」へ進む

前の章「竹冠の友(ちくかんのとも)」へ進む

赤壁の巻(せきへきのまき)へ進む

トップページへ進む