吉川三国志 戦車と地雷(せんしゃとじらい) 三国志 出師の巻 ・烏戈国(うかこく)の国王兀突骨、死す ・孟獲、七たび生け捕られる あらすじ この日は、烏戈国(うかこく)の国王兀突骨(ごつとつこつ)みずから指揮に立ち、江を渡ってきた。蜀兵は、抗戦していたが、次第に崩れ、退却し始めた。兀突骨は蜀軍を追いま... 2023.06.10 吉川三国志
吉川三国志 藤甲蛮(とうこうばん) 三国志 出師の巻 ・蜀軍、烏戈国の兀突骨と戦う あらすじ 諸葛亮に敗れた孟獲(もうかく)は、帰る国もなくなり、烏戈国(うかこく)の国王兀突骨(ごつとつこつ)を頼った。兀突骨は、孟獲の残兵と合わせて十余万の兵を率いて、桃葉江に陣を敷いた。 諸葛亮の命を受けた魏... 2023.06.05 吉川三国志
吉川三国志 歩く木獣(あるくもくじゅう) 三国志 出師の巻 ・孟獲、六たび生け捕られる あらすじ 孟獲からの参戦依頼を受けた八納洞長(のうどうちょう)の木鹿王(もくろくおう)は白象に乗って、孟獲のもとにやってきた。 孟獲夫妻は歓迎の大宴会を開き続け、着城五日目に木鹿王は出陣した。 蜀の趙雲と魏延は、... 2023.05.29 吉川三国志
吉川三国志 女傑(じょけつ) 三国志 出師の巻 ・張嶷・馬忠と祝融夫人の交換 あらすじ 諸葛亮に解放された孟獲(もうかく)・弟孟優・朶思大王(だしだいおう)は、孟獲の本国、南蛮中部の蛮都(ばんと)に逃げ帰った。そして、銀坑山の蛮宮の前衛である三江城の総大将に朶思大王をあてた。 蜀軍は三江... 2023.05.23 吉川三国志
吉川三国志 蛮娘の踊り(ばんじょうのおどり) 三国志 出師の巻 ・孟獲、五たび生け捕られる あらすじ 万安渓に着いた諸葛亮は、隠士に助けを求めた。 隠士は、四泉の毒に倒れた蜀軍の傷病兵を受け入れ、薬泉へ案内した。傷病兵は即座に回復した。 隠士は、これから先は、地下水のみを飲むようにと注意した。隠士は南蛮... 2023.05.21 吉川三国志
吉川三国志 毒泉(どくせん) 出師の巻 内容 孟獲(もうかく)は、禿龍洞(とくりょうどう)の朶思大王(だしだいおう)の助けを求めるため、弟孟優を使いに出す。↓朶思大王(だしだいおう)は孟獲(もうかく)を迎え入れる。↓蜀軍は南へ南へ行軍し、先行する王平(おうへい)は、西北の山地へ入... 2023.05.11 吉川三国志
吉川三国志 王風羽扇(おうふううせん) 三国志 出師の巻 ・孟獲、四たび生け捕られる あらすじ 蜀軍は前進を続けた。 孟獲(もうかく)は諸洞の蛮王たちに、蜀軍と戦おうと檄(げき)を飛ばし、金銀を贈った。諸洞の蛮王たちは、孟獲のもとに集結した。 蜀軍は、西洱河(せいじが)の南岸と北岸に布陣した。 蛮... 2023.05.10 吉川三国志
吉川三国志 孔明・三擒三放の事(こうめい・さんきん・さんほうのこと) 三国志 出師の巻 ・孟獲、三たび生け捕られる あらすじ 諸葛亮に解放され、山城に戻った孟獲は董荼奴(とうとぬ)と阿会喃(あかいなん)の首を獲れと命じたので蛮将たちは、諸葛亮の偽使者をつくって董荼奴と阿会喃を呼び出し、二人の首を斬った。 孟獲は蜀軍馬岱の攻撃に... 2023.05.05 吉川三国志
吉川三国志 心縛(しんばく) 三国志 出師の巻 ・孟獲、二たび生け捕られる あらすじ 地元の者が忙牙長(ぼうがちょう)の首を孟獲に届けて来た。 孟獲は激怒し、董荼奴(とうとぬ)と阿会喃(あかいなん)に、蜀軍に対抗するよう命じた。 董荼奴は、蜀軍の馬岱と対峙した。 馬岱は、「諸葛亮の恩を忘... 2023.05.04 吉川三国志
吉川三国志 輸血路(ゆけつろ) 三国志 出師の巻 ・馬岱、忙牙長を斬る あらすじ 蜀に捕らわれていたはずの孟獲が戻ってきたので、南蛮兵は驚いた。孟獲の脱出したときの嘘話に、部下は疑う様子を見せなかった。しかし先に諸葛亮に解放された阿会喃(あかいなん)と董荼奴(とうとぬ)も孟獲の話しを聞いて... 2023.04.30 吉川三国志
吉川三国志 孟獲(もうかく) 三国志 出師の巻 ・孟獲、生け捕られる あらすじ 国王孟獲(もうかく)は、部下の三大将が諸葛亮に敗れたと聞き、軍隊を率いて、諸葛亮の軍に向かった。そして蜀軍の先陣王平とぶつかった。孟獲は、部下の忙牙長(ぼうがちょう)へ、あごで指示した。大きな角を振り立てる水... 2023.04.27 吉川三国志
吉川三国志 南方指掌図(なんぽうししょうず) 三国志 出師の巻 ・諸葛亮、蛮軍三砦を破る あらすじ 蜀軍の益州平定によって、永昌郡の太守王伉(おうこう)を攻めていた反蜀の勢力が解けた。王伉は、城門をひらいて、諸葛亮の軍を迎え入れた。王伉の家臣である呂凱(りょがい)が城を守った一番の功労者であることを知っ... 2023.04.24 吉川三国志
吉川三国志 南蛮行(なんばんこう) 三国志 出師の巻 ・諸葛亮、益州南部へ向かう あらすじ 淮河(わいが)から逃げ帰った魏王曹丕(そうひ)。魏の損害は、かつての赤壁の大敗にも劣らないものであった。呉の大勝である。都督徐盛は、孫権の甥孫韶(そんしょう)を軍功第一と上表したが、孫権は、「魏を油断さ... 2023.04.23 吉川三国志
吉川三国志 淮河の水上戦(わいがのすいじょうせん) 三国志 出師の巻 ・曹丕、淮河から撤退する あらすじ 呉王孫権は、都督徐盛(じょせい)に孫韶(そんしょう)の命乞いをした。君主に言われれば、拒否できるはずもなく、徐盛は死罪を取り消した。しかし孫韶は自分の意見を変えないと主張するため、孫権は呆れてしまい、宮門... 2023.04.20 吉川三国志
吉川三国志 建艦総力(けんかんそうりょく) 三国志 出師の巻 ・徐盛と孫韶、対立する あらすじ 呉と蜀が同盟を結んだことを曹丕は知り、激怒した。魏の黄初(こうしょ)五年秋八月、魏の大艦隊は呉へ向かった。 呉の孫権は、徐盛を都督に任命し、魏の大艦隊にあたらせた。徐盛は、魏軍の上陸を待って攻撃する作戦を主... 2023.04.13 吉川三国志
吉川三国志 蜀呉修交(しょくごしゅうこう) 三国志 出師の巻 ・鄧芝、油の煮え立った大釜のなかへ あらすじ 呉は、魏と蜀の戦況を伺っていた。 蜀を四方面から攻めるという魏の作戦は失敗に終わったと、知らせが呉に届いた。 そこへ、鄧芝(とうし)という者が蜀の使者として孫権を訪ねてきた。 孫権は、殿前の庭に... 2023.04.09 吉川三国志
吉川三国志 魚紋(ぎょもん) 三国志 出師の巻 ・司馬懿、五路の作戦を説く あらすじ 劉備の死を知った魏帝曹丕(そうひ)は歓喜した。 曹丕「この機会に大軍を送れば、蜀を落とすことができるのではないか」 賈詡(かく)と司馬懿(しばい)が口を開いた。 賈詡 「諸葛亮がいるので、難しいです」司... 2023.04.02 吉川三国志
吉川三国志 遺孤を託す(いこをたくす) 三国志 出師の巻 ・劉備、死す あらすじ 永安宮にいる蜀帝劉備は、日々、呉に敗れたこと深く恥じており、病は重くなっていった。急使は成都へ走り、諸葛亮に伝えた。諸葛亮は、太子劉禅(りゅうぜん)を都にのこし、劉永(りゅうえい)と劉理(りゅうり)の二王子をともない... 2023.04.02 吉川三国志
吉川三国志 孔明を呼ぶ(こうめいをよぶ) 三国志 出師の巻 ・魏の曹丕、呉攻めをやめ、魏へ戻る あらすじ 呉の大将「劉備が逃げ籠る白帝城へ近づきながら、どうして呉へ戻ったのですか」陸遜「数日のうちにわかるよ」それから二日後。陸遜のもとに、知らせが入った。魏の大軍が、三つに分かれて、攻めてきているとい... 2023.03.27 吉川三国志
吉川三国志 石兵八陣(せきへいはちじん) 三国志 出師の巻 ・陸遜、石人の陣に惑う あらすじ 火責めにあった蜀軍は総崩れとなり、七百余里の陣線は途切れてしまい、各陣営部隊は個々に呉軍と戦うしかなかった。そのため、多くの蜀の大将が命を失った。傅彤(ふとう)、程畿(ていき)、張南、趙融(ちょうゆう)、南... 2023.03.22 吉川三国志